院長のつぶやき

20.08.03, 23:26

眼内レンズ脱臼

眼内レンズは元々水晶体が包まれていた袋
(水晶体嚢)の中に挿入するのが基本です

この場合、眼内レンズは安定しており
多少目をこすったくらいでは何事も起きません

ところが何らかの理由で袋の中ではなく、
袋の上(と虹彩の間)に収める場合があります

眼内レンズはいつまでも不安定で、眼をうっかり
強くこすったりぶつけたりすると眼内レンズが
虹彩の上に飛び出してしまうこともあります

他院で数年前に白内障手術を受けたBさん

「瞳がネコの眼みたいになってしまいました」

と、こなり眼科を初診されました

診ると虹彩の上に眼内レンズが載っています

「もしかして目をこすったりしました?」

「はい、痒くてつい強くゴシゴシと」

今までも2回ほど同じようにレンズが脱臼した
ことがあるそうで、その都度手術を受けた
病院で処置を受けていたとか

今回は担当の先生が不在でこちらに来られたそうです

「とりあえず散瞳してみましょう」

1時間ほどかけて散瞳剤を何度も点眼しました

「どれどれ、戻ったかなぁ?」

お~うまく行きました^^;

眼内レンズが虹彩の下に戻っていました

「じゃあ、今度は縮瞳だ」

レンズが戻ったところで開いた瞳を小さくして
再び脱臼しないようにするためです

また1時間かけて縮瞳剤を何度も点眼しました

「これでとりあえず大丈夫ですよ。でも根本的に
治った訳じゃないからこするとまた飛び出ますよ」

「気をつけま~す」

虹彩に糸をかけて縫う方法で脱臼の
再発を予防できます

今度脱臼してまた受診したら
手術を勧めてみようかな^^;

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