院長

1月9日

1か月も

片眼の充血を訴えて受診したAさん

この数か月、全国的に流行性角結膜炎(EKC)が蔓延しておりEKCの検査キットが入手困難な

状況が続いています

現場は大変困っているんですよ(^^)

さて、AさんももしやEKC?

と思いつつ診察するもどうやら違いそう

原因は何だろう、と思いながら上眼瞼

(うわまぶた)を翻転すると、ハード

コンタクトレンズが出てきました

え?

「コンタクトレンズが飛び出してきたんですが

今日はコンタクトしてました?」

「いいえ、してません」

「おかしいなあ。このコンタクトはなんなの

 ですかねえ」

「実は1か月くらい前にコンタクトをなくして、

 新しく購入したんです」

「じゃあこの1か月間、なくしたはずの

 コンタクトが上方にずれたままずっと

 眼内にあったんですよきっと」

「えええ~っ!」

「そりゃあ充血だってするはずです。

よく1か月間も平気でしたね」

「スミマセン・・」

「いえ、それより原因が分かって

 良かったですよ」

ソフトコンタクトレンズが半分に折りたたまれ

たり、破れた状態の一部が残っていて診察中に

出てくることは時々ありますが

ハードコンタクトレンズは珍しいです

しかも1か月間って・・

ビックリです(^^)