• 院長

眼内レンズ脱臼

眼内レンズは元々水晶体が包まれていた袋

(水晶体嚢)の中に挿入するのが基本です

この場合、眼内レンズは安定しており 多少目をこすったくらいでは何事も起きません ところが何らかの理由で袋の中ではなく、 袋の上(と虹彩の間)に収める場合があります 眼内レンズはいつまでも不安定で、眼をうっかり 強くこすったりぶつけたりすると眼内レンズが 虹彩の上に飛び出してしまうこともあります 他院で数年前に白内障手術を受けたBさん 「瞳がネコの眼みたいになってしまいました」 と、こなり眼科を初診されました


診ると虹彩の上に眼内レンズが載っています 「もしかして目をこすったりしました?」 「はい、痒くてつい強くゴシゴシと」 今までも2回ほど同じようにレンズが脱臼したことがあるそうで、

その都度手術を受けた病院で処置を受けていたとか 今回は担当の先生が不在でこちらに来られたそうです 「とりあえず散瞳してみましょう」 1時間ほどかけて散瞳剤を何度も点眼しました 「どれどれ、戻ったかなぁ?」 お~うまく行きました^^; 眼内レンズが虹彩の下に戻っていました 「じゃあ、今度は縮瞳だ」 レンズが戻ったところで開いた瞳を小さくして 再び脱臼しないようにするためです また1時間かけて縮瞳剤を何度も点眼しました 「これでとりあえず大丈夫ですよ。でも根本的に 治った訳じゃないからこするとまた飛び出ますよ」 「気をつけま~す」 虹彩に糸をかけて縫う方法で脱臼の再発を予防できます 今度脱臼してまた受診したら 手術を勧めてみようかな^^;