「先生、これ見覚えあります?」
こなり眼科に通うAさんがそう言いながら
目の前に差し出したのはなんと、
平成2年に僕が書いた眼鏡処方箋です
「うわぁ、懐かしいですねえ」
平成2年といえば1990年、
いまから34年も前のことです。
僕が医者になってまだ3年目、駆け出しの
ひよっこ、ぺーべーの頃です
大学の医局から関連施設だった
岩見沢私立病院に出向していたのです
いわみざわ、北海道の地方都市です
当時岩見沢に住んでいたAさんのお母さん
白内障の手術を僕が行ない、術後に
眼鏡を処方したようです
残念ながら記憶はありませんが(^^)
少し前にお母さんは亡くなり、
その遺品を整理していてこの処方箋を
発見したとのことでした
「母は手術後『すごくよく見えるように
なった』っていつも喜んでました」
「それは良かったです」
「ところでその処方箋、カラーコピー
させて下さい」
すごい偶然に大感激しました
今の自分があるのもAさんのお母さんのように
育てて頂いた皆さんのおかげです
本当にありがとうございます
心から感謝m(__)m
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