近藤 彬様「手術体験記」
- konarieyeclinic
- 11月12日
- 読了時間: 2分
ここ数年視力が落ち、本を読むのも疲れるようになりました。運転免許の更新も近いので、眼鏡を作ろうと思い眼鏡店に行ったところ、焦点が定まらないので眼科に行くよう勧められ、こなり眼科に行きました。先生から白内障で手術の必要がありますので、ご家族と相談して下さいと言われましたが、その場で何も考えず手術をお願いしました。白内障についての知識は無く少し心配になり、待合室のパンフレットをもらい、帰りに本屋で関連の本を立ち読みしました。老人性白内障は70歳代で80%、90歳代では100%の患者がいると書いてありました。現在の手術は安全で安心である事を知りました。
手術前、薬剤師様から手術後目の痛みを感じる人がいるので、痛み止めの処方箋をもらって下さいと言われました。歯痛のつらい経験はありますが、目の痛みはどのようなものか心配になりましたが、手術日の前日看護師からの電話で、丁寧な説明があり大丈夫とわかり、気持ちが楽になりました。
手術の当日手術着に着替えたあと、看護師との何気ない会話の中で、言葉を選び患者の気持ちを和らげようとする会話のスキルの高さには驚きました。そのおかげでかなり緊張がほぐれました。手術中は何も見えませんでしたが、目の前が明るくなったり暗くなったり、また水のようなものが流れる感じはしましたが、痛みはなくあっという間に終わりました。ただ残念なのは、BGMでお願いしたクラシック音楽を聴くことができませんでした。二回目の手術のときは必ず聴こうと思いましたが聴けませんでした。やはり手術になると気持ちに余裕がないことがわかりました。他の患者様はどうなんでしょう。
片目の手術後、新聞紙の白さ、テレビ画面が鮮明、星がとてもきれいに見えました。今まで当たり前と思っていたことが当たり前ではなく違いがハッキリわかりました。両目の手術後は、物が良く見え感激とともに手術後の痛みもなく大変満足しています。
加齢により物覚えは悪くなり、禿げ頭になりましたが、自慢できるのは視力が良くなったことです。これは神様からの長生きしたことへのご褒美かもしれません。
目の定期検査では、患者は多少不安を持ち通院します。待合室にはいつも花が生けてあります。生け花は季節を感じ心が癒され不安を取り除いてくれます。医院側の患者の気持ちを思う優しい気遣いに感謝しています。
男性の平均寿命に近づいてきましたが、白内障の手術により、自分が老人であるのを忘れ、新しいことに挑戦したい気持ちになりました。
こなり眼科の皆さまありがとうございました。




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