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あ、ああ~

知り合いの開業医のお話

外来で診察しているとしばしば こんな風に話を患者さまに振られます 「先日は息子がお世話になり、 ありがとうございました」 患者さまの苗字をカルテで確認しても 息子さんの記憶が全くありません

これが珍しい苗字だったりすると 状況は大分違ってくるんですが^^; 「えっと、何でしたっけ?」 思い切って患者さまに尋ねます 「先生に診ていただいて、次回から 半年ごとに通院することになったそうで・・」 「あ、ああ~。そ、そうでしたねぇ^^;」 実はこの時点でも全く思い出してない(T_T) 何となく話を合わせるのがつらいそう うんうん、分かるなあその気持ち^^; 仮に息子さんのことを思い出したとしても 守秘義務の観点から本人がいないところでは たとえ家族でも病状についてはお話しませんが 知ってるのと知らないのじゃこっちの 心苦しさは大違い 「なんでも覚えてるんだろう、医者なんだから」 みたいな過度の期待はやめて欲しいんだよな っていう嘆きなのです え? 知り合いの開業医って実はお前のことだろって? まさかあ 僕は一度聞いたことは決して忘れませんから(嘘つけ)

こなこないちばん

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